事例紹介コラムです。
先週の日曜日、日立台で熊本さんのホーム水戸戦が開催されました。こういう形での復興支援です。いい試合運営だったと聞いており、ネットで何かコラムが出ないかなと思っていたら、サッカーキングに「日立台を埋め尽くした熊本対水戸戦の舞台裏…柏レイソルによる“隠れた”支援の姿とは」というタイトルで出ました。以下、抜粋して紹介。

色とりどりのユニフォームで彩られた日立柏サッカー場。平成28年熊本地震の影響でホームタウンを離れて主催試合を行うJ2熊本を観戦という形で支援するべく、日立台にJリーグ各クラブのサポーターが数多く集結。
ホーム水戸戦として5月22日に開催されたこの試合には、J2熊本の今季平均入場者数を上回る8,201人の観客を動員。試合は残念ながら0-1でJ2熊本は敗れたが、スタジアムの中では「キャプテン翼」の作者・高橋陽一先生、「GIANT KILLING」の作者・ツジトモ先生によるサイン会が開催され、くまモンや熊本に縁のある著名人も数多く駆けつけて盛り上がった。これには遠方開催による支出増と収入減が危惧されたJ2熊本もひとまず胸をなで下ろした様子。
「いろいろなユニフォームを着た来場者を観て、サッカーの良さ、スポーツの良さを感じた。日立台が8千人を超える人で埋まったことには本当に感謝しており、サッカーファミリーの絆の深さ、温かさを改めて感じた。これが復興のシンボル、第一歩になっていけばと思うし、それを熊本の元気に変えるようにしていきたい」と池谷社長のコメント。
サッカーファミリーの温かさは、多くの人々が日立台に集まり、熊本を支援しようとする動きは、まさにそれを象徴するもの。そして今回の戦が興行として一定の成功を収めるにあたって、運営面でJ1柏の大きな協力も大きい。
J1柏はこの前日にデーゲームとしてホーム福岡戦を実施し、試合後からスタッフ総出で熊本の主催試合の運営協力に移行し、設営準備をスタート。ちなみにJ1柏は同し週の水曜日にナビスコ杯の新潟戦も日立台で開催しており、ホームゲーム3連戦となり、運営側の過密日程状態。

では、なぜJ1柏はこれほど協力的だったのか。それはJ2熊本が縁深いクラブであったから。池谷社長はJ1柏の元監督であり、清川監督は長年にわたって柏のアカデミーの指導者。以前から選手や指導者の行き来が頻繁で、クラブ関係者にとってもサポーターにとっても他人ではない状況。今回の地震発生後に、そのJ1柏にJリーグと池谷社長から、ほぼ同時期に日立台での熊本の試合開催を相談。
国内で自前のスタジアムを保有しているのは、J1柏とJ1磐田のみで、サッカー競技で専有使用できるのは日立台のみ。スタジアムの空き状況やクラブ間の関係性を考えると、J1柏に相談が入るのは自然な流れ。この打診を受けた柏側は関係各所への調整をスタートさせ、行政や近隣住民、警察、消防なども協力体制を敷いてくれたおかげで、代替開催がスムーズに決定。さらにJ1柏はスタジアム使用料を取らず、クラブスタッフも熊本戦の運営に全面協力。
試合当日、日立台には普段のホーム戦と変わらない光景。前日から引き続き出店するフードコートやボランティアスタッフの姿。しかもフードコートの出店者はこの試合の収益を支援金として熊本に進呈したとか。また、流通経済大のサッカー部員約80名がボールボーイや担架スタッフを含めて当日の運営補助を行い、柏サポーターは柏駅からのレイソルロードで、慣れないスタジアムへ向かう人々に導線や駅周辺を紹介するチラシを配付。これぞまさに「サッカーファミリーの力」と言えるもの。
J1柏が代替試合の運営協力に尽力した理由がもう一つ。それは2014シーズン最終節のアウェー新潟戦。大雪のため順延となってしまったところで、何の関係もないJ1鹿島が代替開催を申し出てくれたため、何と中止翌々日の月曜にすぐに試合を開催できた事。この時の感謝が今でも忘れられないと言われています。
「今回はロアッソさんの試合運営に協力させてもらいましたが、何か特別なことをしたとは全く思っていない。自分たちが困ることもあるし、今までもいろいろなクラブがそういった協力をしてきているから」とJ1柏のクラブスタッフのコメント。
本日、J2熊本のホーム町田戦はノエスタで開催されるが、こちらもJ1神戸が運営に全面協力するとか。6月に開催されるホームゲーム2試合はベアスタでの実施が決まり、J1鳥栖のサポートがある予定。
「サッカーファミリーの力」。選手やサポーターを中心に支援の輪が広がっている一方で、表に見えないところでもサポート体制が構築。支援にはそれぞれの立場でできることがあり、日立台でのホーム水戸戦には、いろいろな人たちの思いが存分に詰まっていた。
J2熊本の困難な戦いはしばらく続くので、ぜひ仲間に声を掛け合って、ぜひ試合に足を運んで欲しい。「観戦が支援になる」という合言葉を旗印に、まずは神戸のホーム町田戦を見にノエスタへと締めくくっています。
サッカーキング該当ページ:http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160527/447906.html
上の記事のポイントは、8,000人以上の動員ができた事。これは熊本さんと極めて距離の近い柏の存在が大きいと思います。池谷社長も柏の監督時代はJ2降格につながる成績だったため、正直黒歴史の扱いだと思いますが、ここまでの存在になりましたね。柏サポーターがレイソルロードの道案内役を務めたのは素晴らしいですね。代替の新潟戦の事が載っていましたが、この試合を制してACL出場を決めました。

「ロアッソくんサンバ 日立台バージョン」という動画を観ました。レイくんがロアッソくんと一緒にダンスを踊っていますが、無茶苦茶上手い。まさか中の人が替わった訳でもないでしょうが、相当練習したのかな。パルちゃんやヴァン君のように、レイくんが柏のホーム戦でダンスを踊る事は無いのでとても新鮮な光景でした。ふと、頭の大きすぎるマスコットだったら、ここまでの動きはできないかな、後のくまもん程度の動きではなかったかと。いいですね、熊本さんのイベント。どこかのタレントが目立つ内容よりも、ほのぼの感満点です。そういえば甲府さんの時も同様の印象を持ちました。ほのぼの感大事です。ほのぼの感であれば、子どもから大人まで心を引きつけられると思います。
5月24日の山陽新聞の1面下の「滴一滴」に珍しい記事が載っていました。地元岡山の話題ではなく、まさにこの日立台の話題が我が事のように書かれていたのです。以下、抜粋して紹介。
いつもは黄色で埋まるホーム観客席がこの日は赤く染まった。「「がまだせ」という横断幕を掲げたのも相手サポーター。会場には熊本コールが何度もこだま。J2熊本が熊本地震後初のホーム戦を実施したのは、千葉県柏市のサッカー場。本拠地スタジアムは救援物資の拠点等で使用されているため。
首都圏での代替開催臨むJ2熊本が、J1柏に会場使用を依頼して開催。柏側のスタッフが運営を支え、サポーターは赤い服を身につけ、試合前には募金活動を実施。相手のJ2水戸も、東日本大震災時の被災クラブ。試合後は両チーム選手が場内を一周し、感謝のメッセージ。
「助け合う気持ちは、スポーツを愛する人々の行動規範。スポーツをきっかけに地域の人々がつながる」とは、元Jリーグ理事の傍士氏の著書「百年構想のある風景」に出てくる言葉。
J2熊本のホーム戦は早くても7月の見込み。状況はなお厳しいが6月4日には岡山で岡山と対戦。助け合う気持ちを岡山からも届けようと締めくくっています。
日立台とは何も関係ない岡山の一地方新聞が地元クラブでも無いこの試合を取り上げたのは極めて異例だと思います。傍士さんの名前が出てきましたが、「ひょっとしてこのブログ読んでるの?」と一瞬錯覚するような情報が載っていてビックリしました。ちなみに当ブログではJリーグでリンクを切ろうが、ブックマークはそのまま残しています。頼むから復活させて欲しいですね。
今日、アウェーセレッソ戦がありましたが、ウルトラスにも行かず、実はノエスタに行ってきました。日立台と同じ代替試合で、FSSで運営応援を行ったのです。その模様は近日。今日の入場者数は約2,500人。やはり、この日立台では柏の支援の力が大きかった事を再認識させられました。
カリスマの存在」カテゴリ以外のJ1柏関連:67 / 66 / 65 / 64 / 63 / 62 / 61 / 60 / 59 / 58 / 57 / 56 / 55 / 54 / 53 / 52 / 51 / 50 / 49 / 48 / 47 / 46 / 45 / 44 / 43 / 42 / 41 / 40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
J2熊本関連⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140928
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130725
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120209
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090420
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071107
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060608
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051003