J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ〜

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1年で上へ6

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 今回は大宮さんです。J1リーグで3年ぶり、17位での自動降格です。思い出すのは、某黄色いチームが2回目に降格した時に大宮さんと対戦し、苦しめられた事。当時はJ2に落ちそうで落ちなかった存在でした。そんな大宮さんも、2015年に続いてのJ2になりました。しかし、今回の大宮さんの降格劇については、ネットでの情報、コラムが出てきませんね。今回の状況はそんなに深くないのかもしれません。少しずつ引用して紹介します。
   
【J2降格の大宮アルディージャ。5位からの転落劇に虚脱感だけが漂う】
「昨シーズン5位に躍進したチームが、今シーズン降格した理由を語るのは難しい。家長昭博、泉澤仁という2人の主力の穴を埋められていなかったのはある。それが6連敗スタートにつながり、渋谷洋樹監督は解任へ追い込まれた。14節から率いた伊藤彰監督は4-1-4-1でプレーの仕組みを整え、ロジカルな戦い方で悪い試合はしていない。しかし3勝8分7敗と勝ち切れず、引き分けが多すぎた。そしてクラブは残り3試合で石井監督を招聘するが、機首は下がったままだった。」
「5位になって目測を誤った」というのはあるだろう。いくら目標を低めに設定しても、選手は自信を得て、周りはどこかで期待した。しかし、現実的にチームはスケールダウンし、監督が交代するたびに消耗していった。」
引用:Web Sportiva

 当ブログで何度も口にしていますが、チームの強さの要因は「監督」「選手層」「チーム内のバランス」であると認識しています。大宮さんの場合はまず、選手層の枯渇。そこから監督の能力を伸ばせない環境になり、シーズン中の2度の監督交代となって、結果を出すことなくJ2降格へ落ちていくデフレスパイラルのような状況に陥ってしまったのかなと、素人ながら推測しています。引き分けが多すぎたって、どこかで聞いたセリフですね。負けはしないが勝てない。そこで勝ち点2点が積み重なっていき、気が付いたらどんどん追い抜かれていく、ってところもどこかで見た光景。
 「5位になって目測を誤った」「チームのスケールダウン」と書かれていますが、これもどこかで聞いた話。やはり、弱いところはこういう流れになるのでしょうか。監督の替え時も難しい。早すぎても遅すぎてもいけない。いいタイミングでいい人材をあてはめなければなりませんが、これが一番難しい。監督の一番の仕事は選手起用と言われますが、監督起用もチームの成績を左右する大きな要因ですね。
   
【大宮、2度の監督交代も奏功せず降格決定…社長に大ブーイング、石井監督には拍手】
「試合後にはホーム最終戦セレモニーが行われ、森正志社長が登場するとサポーターからは大きなブーイング。「本当に申し訳ございません」と謝罪しても怒号はおさまらず、「必ずや来季J1のステージに戻ってまいります」と1季での復帰を誓うと、ようやくまばらな拍手が起きた。
 J1復帰1年目の昨季は年間5位と躍進した大宮だったが、今季は開幕から6連敗と苦戦し、5月28日に渋谷洋樹元監督(50)を解任。伊藤彰前監督(45)がコーチから昇格したが、指揮を執った18試合で3勝8分け7敗に終わり、J2降格圏から浮上できなかった。今月5日には伊藤氏を解任し、今季途中まで鹿島を率いた石井氏が新監督に就任。しかし初陣となった前節は仙台に0—3と大敗、今節も引き分けに終わり、11戦勝ちなしで来季のJ2降格が決まった。」
引用:スポーツニッポン

 不甲斐ない成績の最終戦セレモニーで、挨拶に立ったクラブ社長に大勢のサポーターから大ブーイングが浴びせられるのはよくあるシーンですね。一番すごかったのは、2011年の埼スタ。ちょうどミシャ監督が就く前のシーズンで、この時も堀暫定?監督でした。この時は5万人だったかそれくらいの大ブーイングでしたね。最後の3試合を石井監督が指揮を取りましたが、すでに遅し。石井監督は来季も続投。これはネル監督の時と同じですね。クラブが来季1年でJ1に復帰させてくれる監督と認識したのでしょう。何しろ、昨季世界2位になった時の監督なので、元々能力は高いのでしょう。

【「悪くない」を捨てる勇気が必要だ。】
〔悪くないゆえに方針転換を図れないジレンマ。〕
「過去の残留争いでは“悪くない内容”ゆえに大胆な方針転換を図れなかったり、効果的な補強ができなかったチームがJ2降格の憂き目にあっている。例を挙げるならば2012年のガンバ大阪、'14年のセレッソ大阪、'15年の清水、'16年の名古屋といった辺りだ。大胆に戦術を切り替えるリスクよりも、上積みを期待する。それはややもすれば、当座の試合で出た課題の解決に繋がらない可能性もある。」
「伊藤監督が従来通りポゼッションを高めて試合をしようとしているが、そのスタイルで結果が出ていない。実際、トップ10のクラブからは浦和以外、勝ち星を挙げていない。これから上位との対決が多くなる中で、従来のスタイルを貫いて勝ち点3を獲得するのは極めて厳しいだろう。」
引用:Number Web

 この記事はまだ伊藤監督の時期の様子。大胆な戦術転換ではなく、補強で上積みの期待は課題は解決しないとあります。例えて言えば、たとえ強力FWを獲得しても中盤がダメなままなら、ボールは配球されず得点は生まず、勝てないという事か。DAZNの解説では、大前選手などいろいろな選手を取ってきたが現場でリンクできていなかったと言っています。大宮さん、頑張ってもらいましょう。
J1大宮関連⑰http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171012
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   〃   
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