J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ〜

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カリスマの存在290

 リスペクトコラムです。
 先日、国立競技場で開催されたルヴァンカップ決勝について、現地組のA氏から思い出したようなタイミングで観戦レポが届いたので、せっかくなのでこのカテゴリーでアップさせていただきました。A氏に当ブログに合わせた書きっぷりにしていただきました。今回はルヴァン決勝を柏目線で試合を振り返る事になりました。
 
 11月1日に国立競技場で開催された、Jリーグ・ルヴァンカップ決勝の柏レイソル対サンフレッチェ広島の試合に行ってきました。
 席はゴール裏自由席の一番端の席。柏の先発には山之内選手。東洋大の学生で関根選手の後継者なのか、大事な一戦の先発という事で大抜擢。試合前、スポンサー絡みなのか、実況席であの小野さんとうっちーこと内田さんがビジョンに映し出され、アナウンスされました。こういうメジャーどころが登場すると、俄然タイトル戦の雰囲気が高まってきました。

 複数のコールリーダーがあちこちでトラメガを手に叫んでいました。何人配置されたの?と思うくらいの大人数でした。何と上の第3層まで足を運んでいましる。開始25分前にコレオを展開。黄色いビニール袋を掲げました。黄色一色と思いましたが、向こうに赤色とかあったので何かの文字か模様かと思っていました。相手の広島サポもトロフィーの模様のコレオ。後で観たら柏もトロフィーのデザイン。普段柏サポが展開しないよなやらないようなデザインなので、主催者提案の官製デザインなのかもしれない。こういう大会の決勝ともなると、両チームともこういうコレオをやるんだなと。


 相手の広島さんとは今季2試合ともドローでがっぷり四つ。選手紹介で、木下選手の時に愛のあるブーイングが起きました。両チームのスタジアムMCによる選手紹介で盛り上がりました。ホーム戦っぽい雰囲気を演出していましたが、柏の方がより感動的なVでした。
 国家斉唱にリトルグリーンモンスター登場。DAZNでお馴染みのJリーグテーマソングを歌っているグループ。国歌もああいう女性グループの合唱になると、ハーモニーから違った歌に聴こえて、またいいなあと思いました。

 キックオフ。広島さんは最初から飛ばしてきました。前半勝負みたいに。すぐに柏が保持し、シュートを打ち始める。序盤は守りは良く、積極的にシュート打てていました広島さんはプレスが弱く、スタミナ温存なのかと。柏はずっとハイプレス。
 ところが前半25分にロングスローから頭で入れられて失点。0ー1 確か柏はセットプレーでの失点数が多かったのではと。柏は失点後にポゼッションがシャープになっていました。その後も柏が押し気味でしたが、不気味なくらい広島はプレスに来ない。疲労軽減なのか。前半38分に悪い位置でFK献上し、そのまま決められてしまう。0ー2 先発選手が良くなかったのではと思えてきました。2点ともセットプレーだが、DF陣が身長が低いところを突いてきたのか。柏は相手陣地でボールを回すが、前半ロスタイムにロングスローからまたしても決められてしまう。0ー3 ちょっと3点差はきついなぁと。前半終了。

 ハーフタイムで代表OBによるPK対決をやっていましたが、遠くてよくわからなかったです(笑)。後半スタート。3枚替えで細谷、仲間、小西選手が登場。とにかくこの日はどっちの選手もよく滑って転んでいました。柏は後半もよくボールを回せていた。でも、相手ゴール前まで迫れるが、最後にボールロストするパターンが多かった。その後の広島さんのロングスローがすっかり恐怖になっていました。ボール奪取されるシーンが増えていましたが、やっとジエゴ選手登場。小泉選手など、どの選手も疲れが来ている様子でした。献身的なジエゴ選手を見ていると、先発で若手の抜擢ではなくこっちの先発だったのではと思いました。広島さんの硬い守りを全然崩せない。すると後半36分に細谷選手が決めて1ー3 その後も攻めるが時間が足りずにホイッスル。

 試合後の柏ゴール裏に選手達が挨拶に来ましたが、先頭にはやはりリカルド・ロドリゲス監督の姿がありました。サポーター側から「リーグで優勝しよう!」と熱い叱咤激励が飛んでいました。180cm台が垣田、古賀選手だけなのに対して広島さんは7人。柏はポゼッションサッカーなので、高さよりも小柄で俊敏性を重視した選手器用だったのが、今回それが影響したのか。広島さんはセットプレーの練習を2日間やってたそうですが、スキッベ監督の作戦勝ちということで、チームというよりもチーム戦術の部分で上回れた印象を持ちました。

 

 

国立を黄色く染めたトリーバーチ大合唱でお出迎え。

 ネットの戦評です。
「前半25分に中野のロングスローに合わせた荒木のヘディングで広島が先制に成功。さらに、同38分には東がFKを直接決め、前半終了間際には、再びロングスローの流れからジャーメインがネットを揺らす。3点全てをセットプレーから奪取し、リードして試合を折り返す。後半は柏にボールを握られて押し込まれるが、体を張った守備で得点を許さない。後半36分に1点を返されるも、リードを守り切って待望の歓喜の瞬間を迎えた」

 カップ戦で負けても、まだリーグ戦で優勝が狙えるという事で、この日はチーム全体もサポーターもモチベーションは高いままでした。

 そして先日、J1最終戦のホーム町田戦がありました。勝ち点1点差の2位につけて、首位の鹿島さんが負けて、柏が勝てば14年ぶりのJ1優勝でした。1-0で苦手の町田さんに勝てたのですが、鹿島さんも勝ってそのまま優勝されてしまいました。

 残念でしたね。勝ち点と得失点差が1点差でしたか。2000年を思い出します。あの時も年間勝ち点では1位だったのにレギュレーションで準優勝。ここ最近の柏は決勝に進んでも勝てずに準優勝に終わるパターンが続き、すっかりシルバーコレクターと化しています。かつての川崎さんを彷彿させます。

 個人的にはその鹿島さんにシーズンダブルを喫しているのが遠因かなと。あの負け方を観て今季は優勝は難しいという印象を持ちました。昔から鹿島さんとは相性が悪く、高い壁になっています。ちなみにJ1優勝の2011年は逆に柏がシーズンダブルです。苦手の鹿島さんに勝って初めてJ1優勝に手が届くイメージが強いです。
#がんばろう石川 #がんばろう能登